秋のウラル三昧「二風谷キャンプ場」①
もう10月も半ばの頃、私の恩師にして担当営業マン?が数日後本州に帰ってしまうとの事でキャンプしたいと申し出たのは私です。
考えてみたらバイクでキャンプに来るのは実に3年振りになります。
(R1200GSAでの夏キャンプで最後でした)
キャンピングカーの快適さにヤラれ暫く暖かい車内で半袖短パン生活を繰り広げておりましたが、URALを購入してからはその生活がガラリと一変。
たまには簡単な装備で床の上に寝てもいいじゃないか??
皆様、わたくし人生47年生きておりますがほぼ100%の雨男です。
(この話題で共感・被害にあった方々には頭が上がりません)
沖縄・大洗・福岡・広島・大阪・名古屋他行こうがバンコク・グアム・広州・韓国・ベトナム行こうが必ず雨。
私が移動するとアメダスの数値が変わると言われる位、局地的に雨雲を生成するようです。
今回も見事に天候は雨。(太平洋側は晴れとの事)
いまさらそんな事を言っても仕方がありません。
そもそも雨男体質のお陰で着るモノ持つモノ積むモノ全て雨対策は常識。
同行者に晴れ男がいた場合は奇跡の晴れ間に安堵する生き方を30年近くやってます。

出発が午後になってしまいましたが小雨が降る札幌を後に目的地「穂別キャンプ場」を目指しズルして道東道を使ってワープ、夕張インターで降りて現地へ迎う。
目の前の雨雲は小雨から本降りへとシフトしそうな黒い雲。
夕方午後5時でも辺りが暗くライトオンしていないと道路の先が見えない状態に。
「今期の営業は終了いたしました」
しまった、電話で確認しておけばよかった。
まだだ、まだイケる。
日高にはあの快適な日高キャンプ場があるじゃないか!!
「今期の営業は終了いたしました」
まだだ、うーん、たしか平取にも……そうだ噂の二風谷キャンプ場ならば、
「あっ、管理棟誰もいない……まてまてっ、サイトに誰かいるぞ!!」
自動車1台、単車1台、ウラル1台っておおっ同志が居た!!
私の確認不足で散々振り回される同志ロシア氏が待機しておりました。
時計の針は午後6時を既に回っていた。
「同志ロシア」つまりあの若者である。
私の師にしてウラル乗り、料理も整備も営業も出来る若きイケメン。
私にもし息子がいたら……同志の様な男に育っとくれたら~もう最高かもしれない、
いつもそんな思いを抱かせてくれるウラルマン。
早速先客の邪魔にならない様にサイトを移動し寝床をセッティング。
子供の遠足の如く、前日からワクワクしながら準備はしていたが、多分雨だろうと大型タープを持参しウラルとテントの頭上を覆ってしまう計画だった。
しかし天候は晴れ、風ほとんど無し、星は少し見える程度だが気温は丁度良いプラマイゼロ付近。
「よしよし、ロシアの様にやってみようか」

考えてみれば小さいタープで荷物と寝床だけ覆えばよかったものを調子に乗ってノーマルタープの端を地上に落としペグダウンする。
巨体が寝るのだから余裕を??単なるメンドクサイだけ??いやいや違いますよ。
ロシア氏は見事なまでの軍用幕体+2本のポールで寝床作成完了。
手際の良さにはロートル直前の私など足元にも……頑張ります。
軽量・ハイテクなLED照明も何故かウラルとの相性がよろしくない。
うーむ、ウラルだから大きなランタンも持って来れるがアレが欲しいなぁ。
(昔から欲しかったSOTOのプラチナランタンを思い浮かべる)
ユーコのキャンドルランタンもキャンドルではなくリキッドにしたら寝相の悪い私でもロウまみれな怪しい醜態を晒さなくて済むか。
相方のキャンプ道具を見て妄想するのは十八番である。
でも灯油ランタンなんかウラルにはピッタリなんだよなぁ、コスプレ言うなーって笑って使えるし。
ロシア氏にも言ってなかったが、本日初めてウラルでキャンプ泊なんです。
寝袋1枚で外泊状態など昔の私ならば絶対にしておりません。
いつもならライトラインテント出して普通に組んでおります。
バイク雑誌などで話題の快速旅団の団長キャンプの写真やロシア氏のキャンプ写真を見ていたら私自身やりたくなったという次第。
練っている装備で普通に出来ますぜって分かってはいるのですが、まあ最初の一歩がなかなかどうしてチキン野郎なのです。(つまり楽を選んでしまいます)
今回は「飯食べて、酒飲んで、ウラルかたって、ぐっすり寝る」のコンセプト。
つまり楽しくワイワイです。

ロシア氏の料理は本当に美味しい、以前クリオネにて宿泊した際にも様々な料理がテーブルに並んでいた。しかも全て旨い。
早速私の大好物の鳥が出てまいりました。
早速私の大好物の鳥が出てまいりました。
どこぞで買ってくる白髭生えた眼鏡爺の店なんか閉店してしまえ位でジューシー美味。
こんな美馳走いただいて私の土産は買い物できなかった為にアレしかない。
こんな美馳走いただいて私の土産は買い物できなかった為にアレしかない。

富士山周辺で原付乗ってキャンプする女の子が作ってたアレです。
特製肉まんを2個購入し、当然のようにホットサンドメーカーを取り出す2人ですが、何かが違う。
ちょっと焦げてしまいましたが、ロシア氏のホットサンドメーカーは「リンちゃん仕様」である。凄く羨ましかった私のはバウルーでございます。
正直、お醤油とラー油垂らして食べたら最強です。
とプレス肉まんを実践したのは今回初でした。恐るべし某キャンプ漫画。

ロシア氏の持ち物は限りなくロシア系で統一されています。
調理器具もロシア製。(形はアレですが)
結構ロシアの物は適当で壊れやすいって思われている方々も多い。
実際に使ってみたら話は別なのです。だって、バイクもロシア製ですし。
日本の昭和中期、いや高度経済成長ただ中の商品ってこんな感じだったと子供の頃感じたイメージとタブる。要はメンテナンスと部品調達さえ出来てしまえばローコストで装備できる。
いや、これらの装備はロシア氏の趣向でありウラルと完全にマッチしていると言っても過言ではない。

食事タイムはあっという間に過ぎ、後始末しつつラジオの音声をBGMにお酒を飲む。
愛車の傍でヒッソリあかりを燈しながらの晩酌、はい、親爺ロマン直撃来ましたよ。
眠くなったらベットイン、束縛されるもの無し。
仕事のストレスが疲れが一気に昇天する瞬間であります。

お酒の酔いもあっという間にまわり眠気が一気に来る。
後始末は済ませてあるので、後は寝るだけ。
ゴミなどは側車側のトランクに仕舞う。まあこの時期少ないだろうが動物にゴミや食料を荒らされてしまう恐れがある為だ。
最低限のモノ以外はすべて仕舞いトイレに行った後の事は一切覚えていませんでした。
つまりいつの間にか寝落ちしておりました。

考えてみたら、この気温でストーブ焚かないのは……私は大丈夫だが、同志ロシア大丈夫だろうか??
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